風詠み人 設定資料


ストーリーが進み次第、随時必要な分を追加していきます。


■あ行■


・アスタニア
 この世界の人々が住む惑星の名前。5つの大陸と海から成り、さまざまな生物が生息する命豊かな星。食物連鎖の頂点に立っているのは、この物語の主人公であるウィルのような亜人である。また、アスタニアの上空には4つの小惑星が等間隔に並び、回っている。


・ウィル・ブラーム
 本作の主人公。男。勝手気まま、自由奔放で悪戯好きな不良少年。素行や口は悪いが、人の痛みを理解し思いやることが出来る、実は心優しい15歳。幼馴染のスフィーにはほのかな恋心を抱いているが、つい憎まれ口を叩いてしまう。そのくせ、妹のリリアを溺愛しており、その態度の違いからスフィーとケンカになることもしばしば。作中では、大切な「モノ」を取り戻すために災厄の渦中に飛び込むこととなるが、その結末は?

■か行■


・グルタール帝国
 世界最大の大陸「ワンド大陸」を支配する軍事力に秀でた帝国。従来の世襲制を廃止し、真に王の器たる者が帝王の座につくことで、世界の軍事力の先端を牽引する国。それ故に派閥争いもすさまじく、内部分裂によって国が崩壊しかけるほどの損害を被った事も1度や2度ではない。しかし、貴族から平民の1人にまで武力によって物事を制する思想が強く刻まれており、危機が迫れば迫るほど国全体が一丸となって事に当たるということでも有名である。


・グルニア世界暦
 海洋渡航の技術が発達し、初めて全世界が船で往来できることを記念して作られた、世界共通の暦。アスタニア上空を回る4つの小惑星が1周することを1年として定めている。

■さ行■



・スフィー・ミッドガルド
 ウィルの幼馴染で本作のメインヒロイン。16歳でカタール村の未成年の中では年長者であるせいか、やたらと世話好き。特に、一つしか年が違わないのに子供のような振る舞いをするウィルに対しての色々な意味での手のかけっぷりはすごく、よく「おしどり夫婦」と揶揄されてからかわれている。その割には本人はまんざらでもない様子。さばさばした姉御肌な性格であり、作中では様々な人に発破をかける姿も見受けられる。すらりと身長が高く、それをコンプレックスにしているが、男子からの人気は高い。


・精霊

 万物に宿る「神」のようなものをこの世界では精霊と呼ぶ。特に、この世の根源となる「火の精霊 ソナル」、「水の精霊 キュルベイ」、「風の精霊アシード」、「土の精霊 スタインバルグ」の4精霊は、日常のあらゆる部分に根付いている。例えば、アスタニアの空を回る4つの小惑星に4精霊の名を付け、夏の惑星ソナルが見える時期を「ソナルの月」とする などなど。

・精霊崇拝派
 ボスノア大陸に根付いている、「精霊を自然の神と讃え、敬い共存する」ことを信条とする人たちの総称。そのため、ボスノアを軍事力で改革しようとする「ボスノア軍事政府」の活動に強く反発、対立を深めている。

■た行■

■な行■

■は行■


・ボスノア大陸
 四方を海に囲まれ、沿岸全域が断崖絶壁のまさに巨大な陸の孤島。それ故、外敵からの脅威に晒されることもない代わりに外界との交流も無く、文明の発展からは隔離された地域である。地理的要因もさることながら、生活と自然との結び付きを強く意識する風土も加わり、外部諸国からは「最も精霊の恩恵を受け易い土地」と揶揄されている。
 大陸には多くの民族がそれぞれの領域を侵さぬよう生活していたが、文明発展・他国侵攻を急務とする輩が部族の垣根を越え「ボスノア軍事政府」を樹立、それに対抗する「精霊崇拝派」との対立が日に日に色濃くなってきている。

・ボスノア軍事政府
 古きを捨て、新しきを手中に収めんとするボスノアの革命派が樹立した、軍事力に特化した新政府。とはいえ、精霊崇拝を主としてきた部族の集まりであるため、近隣諸国と比較しても軍事力は格段に劣る。民意を無視した強行政府であるため、「精霊崇拝派」との対立が深い。


■ま行■




■や行■




■ら行■


・リリア
 ウィルの妹。甘えん坊でいつもウィルやスフィーの後ろにくっついて過ごしてきた。おとなしい性格のため、兄が悪戯をしたことに対するし返しの的にされることがよくあり、そのたびにいつも泣いている。しかし、妹を溺愛するウィルや世話好きなスフィーに支えられながら純粋に育っている。家事全般が得意で、家の手伝いをしたり料理を担当したりする頑張り屋さん。


■わ行■

・ワンド大陸
 アスタニアの北部に位置する、世界最大の大陸。冷涼な気候ゆえ食料資源には乏しいが、メタルや宝石・ガスなどの天然資源が豊富である。また、大陸を支配しているグルタール帝国が産出する武器や戦闘機が開発される施設が多く、それの輸出によって栄えた大陸でもある。





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